過去ログ - 摩耶「…くそがっ!」提督「…恨んでくれても構わんよ」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/10/16(木) 00:48:00.92 ID:JJShsVYg0
「テイトク!話しは聞きましたネー!」
「榛名は大丈夫です!出撃させてください!」
金剛と榛名が執務室に入ってきた。
「あんた達…本土に残ってたんじゃなかったの!?」
「ムラクモ!話しは後デス!」
「お姉さまと榛名の速力なら敵哨戒部隊を振り切れます!私達を第一艦隊に…」
「だめだ」
だめだ、それだけは許可できない
「ナゼデース!提督!」
「こう言うのもなんだけど…沈む事になるわよ…」
夕張が暗い顔で呟く
「たっ…確かに榛名達は錬度は低いですが…少しでもお力に…」
「許可できん、これは命令だ」
私の作戦ミスだった。夜間の飛行場攻撃。そのための訓練、対地攻撃に有効な三式弾の増産。そこまでは問題なかった。
しかし敵の哨戒網の深さを、敵の主力艦隊の火力を見誤っていた。
「確かに金剛型なら敵哨戒もうに捕まらず大火力を発揮できる。敵主力と遭遇しても振り切れるだろう」
「なら…!」
「だが…錬度の低いお前達を出撃させれば…みすみす二人を失うことになりかねん…それだけはダメなんだ…!」
金剛と榛名。長門の後に着任した艦娘だ。
しかしこの時、私の方針は一点集中。協力無比な第一艦隊を育て上げ、その第一艦隊に他の艦娘を育てさせるという方針を採っていた。
この二人は…訓練こそ十二分につんでいるが、実戦経験どころか実戦形式の演習の経験すらないのだ。
「君達を信頼しないわけじゃない、でも、だからこそまだ錬度の低い君達に…」
その時、ドアを蹴破らん勢いで小さな影が入ってくる
「提督!朗報よ!偵察隊からの報告に寄れば…後一回の攻撃で敵飛行場を使用不能に出来るって!」
瑞鳳だ、おそらく彩雲から連絡を受け取って走ってきたのだろう、額の汗をぬぐいもせず、ぜぇぜぇと肩で息をしている。
「ここが正念場よ、提督さん、どうする?」
後を追ってきた瑞鶴が問いかけてくる
「…第一艦隊は編成そのまま。整備・補給をしっかりやってくれ。次の出撃でケリをつける」
もとより、もう資源は全力出撃一回分しかないのだ。


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