過去ログ - 杏「おっす、プロデュー…………死んでる」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/10/16(木) 16:46:13.60 ID:6Kxdw4Y90



「……引き続き、よろしく、頼む」
「はい」

 社長は、これまた事務処理をこなすかの如く、冷たい口調で幸子に告げる。
 しかしそれは、明らかに無理をしているのが見え見えで。 
 幸子はここで笑った。

「ボクに任せて下さい」

 それは儚く、悲しく、弱弱しい笑みだった。
 扉が開き、幸子が出て行って、また閉まる。
 その閉開音もまた、あまりにも脆弱で、私は何かに祈るように、天を見上げた。
 けれど天井に神様はいない。ただ無機質に光る蛍光灯だけが、嘲笑うようにちらついていた。





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