過去ログ - 男「あんこ…宴を始めよう」【ごちうさ】【安価】
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906: ◆AkH/4.EZSk[saga]
2015/02/02(月) 23:15:37.78 ID:0hOrfIRt0
エピローグ〜千夜と・・・〜

「うふふ」

その日も少女は嬉々として目に付くオスウサギを解体していた。

あんこがいなくなったのも。

最近はシャロちゃんだけでなくココアちゃんの様子もおかしい。

きっと全部この節操無しなウサギさんたちが悪いに決まってる。

そう思った少女はかつてあんこと共によく遊んだ公園で今日もまた惨劇を繰り広げようとしていた。

「あら?」

そんな少女の目に二羽のウサギが飛び込んでくる。

「そんな……まさか……」

二羽はトコトコとゆっくり少女へと近づいてくる。

そして少女の足元でピタリと立ち止まり少女を見上げる。

「……う……そ……あんこ?あんこなの?」

そこにはあんこそっくりな二羽のウサギが居た。

そう、この二羽は今ではあんこと見分けがつかぬ程に成長したジュニアたちであった。

少女は……千夜は……しゃがみこみ手を差し出す。

二羽とも千夜とは初対面とは思えぬほど懐いて見せた。

「やっぱりあんこなのね。」

千夜はあんこジュニアを優しく抱き上げ。

「ううっ」
「もう。今までドコに行っていたの?心配したのよ。」

あんこジュニアを強く抱きしめ泣きじゃくりながら何度も何度も「よかった」「お帰りなさい」と言うのであった。

「でも……本当によかった……さあ……甘兎庵へ、お家へ帰りましょう?」

千夜はそう言いながらゆっくりと立ち上がり、くるりと来た方向へと向き直り歩き出す。

「きっとシャロちゃんもココアちゃんもティッピーも喜んでくれるわ。」

腕の中のあんこの温もりを感じかつての優しい笑顔を取り戻した千夜。


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