過去ログ - マオウシステム
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10: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/18(土) 02:48:56.03 ID:c14JIFPPo
●第一章 ―新たなる勇者―

―謁見の間―

国王「なんと!ではそなたは本当にあの魔王を倒したと言うのか!?」

勇者「はい、証拠の品はこちらに…」

勇者は魔王の装備を国王に差し出した

国王「これは確かに…むむ…偽者ではいようだ」

勇者「それとこちらを…先々代の勇者、ノーブル様の所持していた指輪です。残念ながら、先代勇者…エイベル王子の遺品は見受けられませんでしたが」

国王「そうか……しかし…事が事だ。そなたの報告を疑う訳では無いが、魔王討伐を公表するには…まずは確認を行わねばならぬ。判ってくれるな?」

勇者「判っております、国民には全てに確信を持ってから事を明らかにして頂きたく…」

国王「判ってくれるか、すまぬな」

勇者「いえ。では、私はこれで…」

国王「待て。時に今夜の宿は決めてあるのか?」

勇者「いえ…そう行った事は特に何も…決戦の事で頭が詰まっておりましたので」

国王「では、そなたさえ良ければ城の客間…王子の部屋だった場所にに泊まって行くが良い
 …いや、事の全てが明らかになるまでここに留まっていてはくれぬか?」

勇者「国王様さえ、それで宜しいのでしたら…」

勇者は客室に泊まった


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