115: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/21(火) 22:28:09.24 ID:sIgF90zao
―裏通り―
ヤスカル「帝王さまぁ!!」
帝王「情けねぇ声出してんじゃねぇよ…このくれぇ掠り傷だって…の!」
ノーブル「しかし困ったね…この魔獣、タフな上に攻撃力が尋常じゃない。一撃でもまともに受けたら…」
帝王「言われなくっても判ってるってーの。掠っただけでこれなんだからな」
ヤスカル「何とか逃げられないッスかね…」
帝王「無理…だろーなぁ」
ノーブル「この周辺を囲んでいる黒い壁…この魔獣の胴体を、全員で越えて逃げる余裕は無さそうだね」
帝王「登ってる最中に、頭からの一撃でお陀仏…って事になり兼ねねぇな」
ノーブル「となると………危険な賭けだけど、ヤスカル君の足に頼るしか無さそうだ」
ヤスカル「あっしッスか!?」
ノーブル「そう…君がかく乱と同時に魔獣の攻撃を避け、体制を崩した所で、エイジ君が重い攻撃を加えて行く。この戦法で行けるかい?」
ヤスカル「いけるとかいけないかじゃなくて…行かないとどうしようも無いんッスよね…」
帝王「判ってるじゃねぇか。それでこそ俺の一番の部下だ」
ヤスカル「一番って…最近まで名前も覚えてくれてなかったじゃないッスか」
帝王「それは言うな。そん時まで薄いキャラで居たお前が悪い」
ノーブル「さて…これ以上の雑談をしている暇はもう無さそうだ。来るよ!」
帝王「おう!」
ヤスカル「はい!」
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