119: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/21(火) 23:02:43.45 ID:sIgF90zao
―裏通り―
ヤスカル「帝王様!しっかりして下さいよ!帝王様!!」
帝王「うっせぇな…耳元でぎゃぁぎゃぁ喚くんじゃねぇよ。ちゃんと生きてっから安心しろ」
ヤスカル「良かった…帝王様…」
帝王「んでもな…さすがにこっから逆転できる程の力も、逃げ出す力も残っちゃぁいねぇ。ヤス、お前だけでも逃げろ」
ヤスカル「な…何言ってるんッスか!あっし一人だけで逃げるなんて、出来る訳無いでしょう!?」
帝王「はっ…バーカ…お前はそんなキャラじゃねぇだろ。それに…お前までやられちまったら、誰がこの状況を他の奴らに知らせられんだ」
ノーブル「ヤスカルくん…酷な事だけど、ここはエイジくんの言う通りだ。ここは逃げて、勇者君かカライモンに少しでも情報を持っていくべきだと思う」
ヤスカル「そんな………」
帝王「ぐずぐずすんな!!とっとと行け!!!手前ぇは俺の一番の部下だろ!!俺の生き様をちゃんと伝えやがれ!!!」
ヤスカル「………っ!!」
ヤスカルは逃げ出した
帝王「そうだ…それで良い、お前の脚なら何とかなるだろ。この戦いが終わったら、もっと良い上司を見付けろよ」
魔獣グラトニーは口を大きく広げた
口の奥から黒い塊が姿を見せた
「っ…こりゃぁ……そうか、多分これが……くそっ、せめてこの事を……」
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