158: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2014/10/26(日) 00:11:39.00 ID:Q2cBd61Eo
最終魔王「馬鹿な……ありえぬ………この儂が………最終魔王となった儂が負けるなど…儂は、この世に真の恐怖と絶望を…」
エレル「まだその役を続けますか…良いんですよ国王さま。もう全部ばれてるんですから」
最終魔王「なん……だ…と?」
エレル「勇者さまの言葉、覚えてますか?勇者さまは、貴方を殺そうとしては居ないんですよ」
最終魔王「……」
エレル「国王さま…貴方は、言葉通り最後の魔王になろうとしたんですよね」
最終魔王「………」
エレル「最後の魔王になって…もう二度と人々が魔王の存在を望まないように、徹底的に恐怖や絶望を世界に刻み込む…」
最終魔王「…………」
エレル「そこから先はどちらでも良かった筈です。勇者さまを倒して永遠に恐怖の象徴して君臨するも良し。
勇者さまに倒されて、再び一つになった世界で…伝説の中で恐怖の象徴として君臨するも良し…って所でしょう?
戦闘中も、所々で致命傷を与えないように手を抜いていたのが丸判りですよ」
最終魔王「………………」
エレル「でも、勇者さまはそのどちらも選ばなかった。最終魔王となった国王さまを倒すのではなく、魔王という仕組みを倒そうとしていました
…そう…私がやろうとしていた、マオウシステム破壊計画とは逆の方法で、この―――」
182Res/170.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。