173: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/26(日) 06:12:16.47 ID:Q2cBd61Eo
勇者「マオウシステムはどうなった?俺は刺し違えてもあれを倒す事が出来たんだろうか?」
定義にもよるが、マオウシステムその物は未だに健在
勇者「…………そうか、くそっ!!やはり俺の力では…」
質問の意図を理解。健在ではあるが、倒せない事と同意義では無い
勇者「どういう事だ?」
本来は魔王として覚醒するためのスキル、覇者の叫びを使った時の事を思い出して欲しい
勇者「あの時は確か…魔王じゃなくて、覇者とかいう訳の判らない物にクラスチェンジしたよな」
そう。魔王では無く、勇者と魔王…人と魔の覇者となった。それにより、不測の事態が発生した
勇者「人と魔…エイベル様とカライモンのあれのような物か?」
ベクトルも規模も違うが、ニュアンスとしてはその認識で構わない
勇者「それで、その覇者になって事で発生した不測の事態というのは?」
マオウシステムに僅かながらダメージを与えた事。あれは人間の集団深層意識その物。本来ならば物理攻撃は勿論魔力でも傷を付ける事は出来ない
勇者「そう言えば、そんな事をエレルが言っていたな。しかし、与えられたダメージはたったの1だった……あれでは」
………無自覚のようなので、改めて説明する
勇者「え?何か怒ってるか?」
あの時、勇者の心により心を動かされた人間が少なからず存在した…つまりは、マオウシステムの存在を部分的ながら揺るがす事が出来た
勇者「………そうか、こう言いたいんだな?もし人類全ての意思がマオウシステムを必要としなくなれば…」
そう…その時は、覇者の力によりマオウシステムを完全に消滅させる事が出来る
勇者「成る程………」
ただ、その条件を達成する事は極めて困難
勇者「困難な道だからと言って、避けて通るのは勇者のする事では無いよな」
貴方ならばそう答えると思って居た
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