過去ログ - マオウシステム
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53: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/20(月) 02:04:19.39 ID:JPB5Xzmlo
●第三章 ―魔王の仕組―

―魔王城門前―

ヤスカル「うぇっぷ…まだ地面が揺れてるっす…」

帝王「ヤス…やっぱ、お前は来ない方が良かったかもな。入り口より前で、もう死にそうじゃねぇか」

ヤスカル「そんな事は…うっ………」

公国神官「大丈夫ですか?ヤスカル殿」

皇国僧兵「我々の回復魔法で…」

帝王「いや、気にすんな。そら、公国や王国の奴らにも心配されてんじゃねぇか」

ヤスカル「くっ…このヤー・ヤスカル・ノイシュヴァンシュタイン…一生の不覚…」

帝王「いや…何かにつけて大袈裟なんだよ、お前………ん?」


皇国僧兵「おぉ、門が開かれますぞ」

公国神官「何かが向こうに見えますな」

皇国僧兵「人影のようですが……」

帝王「いや…場所を考えてみろよ。魔族以外出てくるかってーの」


魔王親衛隊長カライモンが現れた

カライモン「よくぞいらっしゃいました、勇者ご一行様」

勇者「…カライモン。やはり生きていたのか」

カライモン「しぶとさだけが私の取り得です故に、はい」

帝王「おい勇者、誰だそいつは」

カライモン「これはこれは失礼しました。私、案内役を勤めさせて頂きます魔王親衛隊長カライモンと申します。以後お見知り置きを」

帝王「つまりは…魔族版のヤスみてぇな物か」

カライモン「その方を存じませぬが、恐らくは。さて、到着早々申し訳ないのですが…魔王様がお待ちしておりますで、皆様の準備さえ宜しければ…」

帝王「って言ってるが勇者…準備は良いか?」


勇者「問題無い、万全だ」

王国騎士「わ、我々王国騎士団も…!」

公国神官「ここここ、公国神官隊も共に!」

帝王「……膝がケタケタ笑ってる奴らに来られても、足手纏いになるだけだ。大人しく船の防衛してろ」

王国騎士「くっ…!」

公国神官「面目無い…っ」



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