81: ◆TPk5R1h7Ng[saga sage]
2014/10/21(火) 03:48:19.53 ID:sIgF90zao
―野営テント内―
帝王「さぁて…それじゃぁ改めて、今の状況に関しての情報を纏めるとすっか。まずカライモン、さっきのあの兵器について、知ってる事を教えろ」
カライモン「はい、畏まりました。…えー…あの兵器の名前は『星天の柱』 製造は500年前
人類間戦争の最終段階。威力はつい先程皆様がご覧になった通り、城一つを消し去る程度。今回の使用者は不明…以上で御座います」
帝王「じゃぁ次、生き残った兵士。実際に見た事を言え」
公国兵士「わ、私ですか?! えっと…まず初めに…最初にあれを発見したのは、観測班でした。突然上空に巨大な質量が現れたのを感知して…」
帝王「それから?」
公国兵士「で…その報告が届くよりも早く、指揮官を始めとした全員がその存在を目視しました」
帝王「続けろ」
公国兵士「は、はい。そしてその存在…星天の柱が丁度魔王城の真上に来た直後…とてつもない量の魔力が観測班により感知され…
放たれた閃光により、魔王城が一瞬にして消え去りました。」
帝王「成る程…な」
勇者「そして…その星天の柱を使ったのが誰なのか…勇者の剣を使ってエレルを殺したのは誰なのかは判らない…という事だな」
帝王「まぁ判らねぇが…予想が出来ねぇ訳でも無ぇ。そうだよな」
勇者「…どういう事だ?」
帝王「………お前なぁ…物凄く怪しい黒幕候補が居るじゃねぇかよ」
ヤスカル「えっ…勇者様、それ本気で言ってるんッスか?」
カライモン「いやはや…」
ノーブル「よし…では、私の口から言わせて貰おう。本来は私が魔王の内に言わなければならなかった事だからね」
勇者「ノーブルさま…?」
ノーブル「黒幕は…いや、黒幕の一端に過ぎないのかも知れないけど、少なくとも事情を知りつつシステムに加担しているのは……
国王…だよ」
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