過去ログ - 王子「安価とコンマでお嫁さんを探してみる」側近「通算5スレ目」
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984: ◆3ZxXgUosIQ[sage]
2014/10/22(水) 04:49:30.06 ID:0JjxIOwm0

 〜オマケ・性騎士特集〜

性騎士「諸君、おはよう」

 わたし、性騎士の朝は騎士団の朝稽古から始まる――。

*「よろしくお願いします!」

性騎士「きたまえ」

*「はあっ! 疾風突き!」

性騎士「踏み込みが甘いぞ!」

 ズドンッ

*「〜っ…あ、ありがとうございました!」

 こうして新入り騎士に稽古をつけ、ヒナから成鳥へと大きくなっていく姿を見守る。
 うむ、若者が汗を流す様というのは美しい。ふっ、わたしも年を取ったものだと優雅な感傷にひたってしまう。

女勇者「でねでね、その人とさよならしてすぐ、荷物預かってもらってたままなの思い出してすぐ戻ったの」

女勇者「そしたら! わたしより一回りくらい若い女の子と、路上でぶっちゅ〜…………って!」

女勇者「あり得ないよね! しかも、わたしの荷物ぽいって放り出してて! あったまに来ちゃったよ!」

 わたしは聖騎士として、地上の勇者である女勇者とも懇意の仲である。
 勇者としての使命感や重責によってプレッシャーにさらされ続ける彼女のフォローもまた、わたしの大切な役目だ。

女勇者「ふぅっ、すっきりした。またね、性騎士。今日のランチもおいしかったよ! 明日はシーフードレストランね!」

 彼女はいつもいつも、忙しい時間を縫いながらランチタイムにわたしのところへ来て、ともに食事をする。
 このランチタイムこそが、彼女を勇者として奮い立たせている大切な時間であるのだ。

性騎士「やあ、妖精王子」

妖精王子「あ…ど、どうも…」ジリ

 わたしは顔が広く、大抵の貴い人間とは親しい仲である。
 いずれ、妖精の国を背負って立つ、妖精王子とは彼が幼少の頃よりのつきあいだ。
 暗愚で心ない者は彼が王の器に相応しくないと言う者もいるが、彼は聡明でありながら、芸術の分野に秀でている秀才である。
 彼の描く絵の素晴らしさについては今さら語る必要もないであろうが、彼の華奢で繊細にして、美しい姿こそが真の芸術ではないか――。
 わたしの感心はもっぱら、常にその点へと凝縮されるのだ。

妖精王子「あ、あの…近い、です…。せめて、あと20センチは離れていただけると…」

 さて、最近、わたしがもっとも興味を持っている者は、かの魔王の子息である王子殿下だ。
 彼とは先の運動会で騎馬戦をともにし、彼の騎馬となってグラウンドを走り回ったことで縁ができた。

 15歳という、きらびやかで眩しい年齢。
 少年から青年へと目覚ましい変貌を遂げていく、急成長のまっただ中にいる。
 彼の最大の魅力は、その眩しいまでのまっすぐでひたむきな態度と言動にあると言えよう。
 もっとも素晴らしいのは、彼の控えめながらも、触れるとしっかりとした弾力のある――おっと、これ以上はわたしの秘め事にしよう。
 とにかく、彼は素晴らしい。
 だが、騎馬戦以来、彼との再会がまだ叶っていない。親交を温め、彼とも懇意になりたいものである。



サキュ「このコーナー…まだ続いてんのね…。てか、性騎士とか、どこの層に需要あんの…?」ボリボリ

サキュ「うちの子まで変な目で見られてるし…こんなのあの子が知ったら――いや、頭悪いし意味には気づかないか…」

サキュ「それが逆に不安だけど…にしても、この雑誌、物好きね…」

側近「それを何だかんだで読んでしまっているあなたも、充分、物好きなのでは?」

サキュ「ッ――い、いつからいたのよ!? レディーの部屋に断りもなく!」

側近「ノックしましたよ。その雑誌の定期購読、また届いたので持ってきました」

サキュ「あら、気が利くじゃない。下がっていいわよ」

サキュ「どれどれ…今度は誰の特集かしら…? その内、あたしにもこういうの来たりして…」






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