過去ログ - 王子「安価とコンマでお嫁さんを探してみる」側近「通算5スレ目」
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◆3ZxXgUosIQ
[sage]
2014/10/22(水) 16:17:19.72 ID:0JjxIOwm0
〜オマケ・名探偵と迷探偵〜
名探偵「さて、本日の調査は失踪したピエロの調査ということだが…」
探偵娘「サーカスなんて初めてでわくわくです!」
名探偵「ショーは見ていかない」
探偵娘「そんな!? じゃあ、サーカスに足を運んで何をしようって言うんです、名探偵さん!」
名探偵「聞き込み以外にあるのかね?」
探偵娘「サーカスですよ、仕事なんて忘れましょう!」
名探偵「仕事で来ているのに仕事を忘れてどうするのかね?」
探偵娘「うぇえええん…名探偵さんのドケチ〜…」
団長「ピエロ…ですか」
名探偵「ええ。何か、彼のことを知っていれば、分かっている範囲でお聞かせ願いたいのです」
団長「彼は…○年前にここへ来て、戦争で傷ついた人のこころを癒したいと、わたしの理想に賛同してくれました」
団長「しかし、それ以外のことは…」
名探偵「なるほど。○年前のいつころだったか、分かりますか?」
探偵娘「あっ、あの時の猛獣! もう脱走しなくなったんで――」
ドンガラガッシャ-ン
団長「ああっ、ショーで使う舞台装置が…!」
名探偵「……………おいくらです?」
団長「18万ほどかかりましたが、直すのに専門の職人が必要で…」
名探偵「彼らの人件費込みだと?」
団長「6万ゴールドは…」
名探偵「…………………分かりました、払いましょう。探偵娘くん、キミは縛られると興奮する性癖はないね?」
探偵娘「当たり前ですよ、何を言うんです、名探偵さん」
名探偵「ならば、キミの手足を縛らせてもらおう。大人しくしていてくれたまえ」
探偵娘「いやー、あんな女の子が30万ゴールドもキャッシュで支払うとは…すごいですね」
名探偵「キミが壊したもろもろを考えれば、それでも安い方なのだが、言い逃れはあるかね?」
探偵娘「あの、お給料をこれ以上減らされると、お家賃が…」
名探偵「それは百も承知だ、今日のキミのランチはパンの耳だったからね。だが、まだ切り詰める余裕はあるだろう」
名探偵「塩だけのスープを飲んでいれば、とりあえず死にはしないだろう?」
名探偵「キミの体からは甘い香りもする。これは香水ではなく、ただのバニラエッセンスだ」
名探偵「大方、またデキもしない菓子作りでも試みて大失敗したのだろうね。そんな余裕は、いらないだろう?」
探偵娘「ひぃぃ…わ、わたしの楽しみを何だと思ってるんですか?」
名探偵「キミこそ、仕事の度にものを壊して、一体何を考えているのかな?」
探偵娘「鬼っ、悪魔っ!」
名探偵「困ってる人を金銭的にさらに追い詰めていく、キミのドジっ娘スキルのよほど凶悪だ」
名探偵「わたしにまっとうな料金で探偵業をさせてもらいたいものだね」
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