過去ログ - 王子「安価とコンマでお嫁さんを探してみる」側近「通算5スレ目」
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◆3ZxXgUosIQ
[sage]
2014/10/22(水) 16:55:12.54 ID:0JjxIOwm0
〜オマケ・妖精の国の三新星〜
妖精将軍「かんぱーい!」
妖精将軍「カーッ、一仕事した後の酒はうめえ!」
妖精大臣「一仕事って、1日、妖精王子についてのんびりしてただけだろうに」
妖精将軍「だーって、こんな平和な世の中に護衛なんざいらねーだろうよ」
妖精大臣「万が一のためにあなたがいるのに、万が一に備えずに1日ぼーっとして、挙句に酒がうまいとは…よく言える」
妖精将軍「おうおう、インテリぶっちゃって。やんのか、ええ、優等生くんよぉ?」
妖精大臣「それならこのテーブルにある食品のカロリー計算勝負でもしますか、悪ガキくん」
妖精王子「喧嘩はやめようよ…。僕ら、いつまでも子どもじゃないんだから」
妖精将軍「にしても、腐れ縁だよなあ、俺ら…」
妖精大臣「小学校の1年生から、今までずっと一緒か…すごい縁ですね、確かに」
妖精王子(言えない…人見知りする僕を心配して、ひそかに妖精の国が裏から手を回して2人を引き入れただなんて…)
妖精将軍「おう、どうした、泣き虫ぼーや?」
妖精王子「もう泣き虫でも坊やでもないつもりだよ…」
妖精大臣「確かに、1番成長したのは殿下だ」
妖精王子「むず痒いから、殿下って呼ばなくても…」
妖精将軍「うるせー、泣き虫は黙ってろ」
妖精王子「ひどい…」
妖精将軍「しっかし、あれだ。両陛下がいつ引退するかは知らないけど、その後は俺らがこの国を支える…んだよな?」
妖精大臣「そうなるのでしょうね。宮中には僕らをまとめて、三新星とか言う者もいるようで、期待されていますよ」
妖精王子「三振制…スリーアウト、バッターチェンジ?」
妖精将軍「なあ、泣き虫。分かった、お前でも必死に場を笑わして、それでちょびっとは良いとこ見せようって、そういう気持ちは分かった」
妖精大臣「だけど、それはこの場においては相応しくないから、しばらく黙っていてもらえますか」
妖精王子「…………」
妖精将軍「不安だな、これが君主じゃ…」
妖精大臣「全く、その通り」
妖精王子「…………ごめん」
妖精将軍「けど、逆にお前が頼りないからこそ、俺らも食い扶持がなくならないで済む。いい給金もらってるしな」
妖精大臣「ですね。妖精王子殿下におかれましては、今後もそのままでいていただきたい」
妖精王子「あー…うん…」
妖精将軍「お前がおろおろし始めれば、後は俺らでどうにかこうにかしてやるから、胸張ってろ」
妖精大臣「堂々と胸を張って、細かなことに気を揉んでいてもらえれば、きっと良い国にしますから」
妖精王子「それはそれでなあ…。でも、頼りにしてるよ、2人とも」
妖精将軍「任せろ。んじゃ、マジメな話は終わりってことで、妖精大臣、そこのピンサロ行こうぜ。すげー美人がいた」
妖精大臣「ほう…」
妖精王子「2人とも…偉い立場なんだからちょっとは周囲の目を…」
妖精将軍・妖精大臣「「それはどっちの台詞か分かるか?」」
妖精王子「………いや、お互いにね?」
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