過去ログ - 王子「安価とコンマでお嫁さんを探してみる」側近「通算5スレ目」
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◆3ZxXgUosIQ
[sage]
2014/10/23(木) 04:31:28.94 ID:uMEhANzs0
〜オマケ・王子のお財布〜
魔剣士「これで…29位…」
魔剣士「さて、どこぞで1杯引っ掛けて帰る――ん?」
テクテク…
魔剣士「おう、王子!」
王子「あれ、魔剣士、どうしたの?」
王子「あっ、そう言えば29位になったとかって聞いたけど…」
魔剣士「へっへーん、お前に負けたのは運が悪かっただけだからな」
王子「そんなこと言っちゃうの?」
魔剣士「まあいい、俺の上位ランカー祝いだ、つきあえ」
王子「奢ってくれるなら」
魔剣士「上位ランカーのファイトマネーはすげーぜ、余裕で奢ってやるよ」
魔剣士「んでよぉ〜? あー…何だぁ…? そぉ、お前はよぉ、大技すぎんだよなぁ〜いちいちよぉ〜…」
魔剣士「いーかぁ、おう、よぉ〜く聞けよぉ? お前のぉ…戦いってぇのはなぁ…例えるならよぉ…大砲、大砲をどっかぁーんとぶっ放すだけっ」
魔剣士「分かるかぁ〜?」
魔剣士「そりゃ〜威力はぁ? あるかもなぁ…けぇどよぅ、大砲そのものがぁ…あー…壊れたら? どーすんだってぇことだからよぉ…」
魔剣士「よーするによぉ、俺がぁ、言いたいのはぁ…? あー…」
男の娘「王子くん…魔剣士さん、さっきからずっと置物に話しかけてるよ…?」
王子「いいじゃん、まともにつき合ったって1ゴールドの得もないんだから」
王子「タダ酒、タダメシ、これだけあれば充分! あ、店員さーん、おかわりね!」
男の娘「いいのかなぁ…?」
王子「いいって、いいって」
男の娘「王子くんがそう言うなら…。あ、そうだ。昨日ね、この本買ったんだ」
王子「あっ、この作家、新作出したの?」
男の娘「うんっ、これもすっごく面白くて、徹夜しちゃった。王子くんに貸そうか?」
王子「ホント? やった、ありがとね、男の娘」
魔剣士「よぉするにさぁ〜………女が俺もほしいんだよぉ…」
男の娘「帯のコピーがね、お話にすごく関係あって、最後のどんでん返しに一役買ってるんだよ」
王子「どんでん返し? それ言われたら見抜きたくなっちゃうな…」
男の娘「でもきっと、王子くんも驚いちゃう結末で、すっごく面白いから」
王子「へえー、帰って早速読んでみるね」
男の娘「うんっ」
魔剣士「――ハッ!? 今、何時…あれ? 何で俺、こんな置物抱き締めてんだ…?」
店員「あの…お会計してもらってもいいですか? お連れ様は帰りましたよ」
魔剣士「お、おう…。いくらだ?」
店員「2万2400ゴールドです」
魔剣士「……………ファイトマネーが、吹き飛んだ…」
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