過去ログ - 上条「よう、また会ったな」食蜂「!?」
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11: ◆5qbT/UYHxu6q[saga]
2014/10/19(日) 00:19:57.99 ID:IxJd5BlM0
私の表情を不安そうに眺める彼はあたふたと焦り始めた


上条「あっれー?おかしいな、確か会ったことあるよな、俺達は」

食蜂「え、そのぉ…」

上条「前もこのあたりで会ったじゃねえか。その前だって……あれ?その前は、どこで会ったんだっけ……?」


相変わらず記憶はあやふやで、どうやら今日は病院で会ったことを覚えていないようだった
でも、だけど
彼はまた、私のことを覚えていてくれた
事実、私の目の前ではにこやかに佇んでいる上条さんの顔がある


食蜂「…………ねぇ、私の名前、もう一度言って?」

上条「ん?食蜂だろ?食蜂操祈」


彼がそう言った瞬間、私の中で何かが爆発した
全身が燃えるようにカッと熱くなり、呼吸が加速する
目の前には彼しか映らない。周りにはもう、何も見えない


食蜂(どうして彼が私を覚えているかなんて関係ない!今はそんなのどうだっていい!)

食蜂(上条さんが私のことを覚えてくれてる!上条さんが私の名前を呼んでくれた!)

食蜂(一度だけの奇跡じゃない……!!私はもしかして、もう一度、この人と、一緒に―――)



インデックス「とうまー!」



その瞬間、私の思考は断たれた


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