過去ログ - 京太郎「プロ雀士のマネージャー生活?」【エロあり】
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/10/20(月) 01:45:23.99 ID:iC8LyfTt0
この人はなんて冗談を言うのだろう。
誇張なしに背筋が寒くなってきた。
多分に俺の主観が混ざっているものの、あのメンツの中に混ざるなんて自殺行為以外の何物でもないと思う。
飲み会のメンバーを頭に思い浮かべる。
まだ二十代前半の戒能さんはともかく、他のメンツは小鍛治プロを筆頭に婚期に焦るアラサー軍団の猛者、もとい、俺なんかではお近づきになることすら恐れ多いトッププロたち。
そんなところに俺みたいな新社会人のぺーぺーが参加できるはずもなく、
何より、
まさかそんなことはないと信じたいが、あの人たちなら俺を無理やり飲ませて潰したあげく、下手をすれば既成事実をでっちあげ――
なんて、そんな不安が脳裏にちらつくのはここだけの話。
うぅ、その光景を想像しただけで下半身が縮み上がりそうになった。

良子「そんなに警戒しなくても皆さん、とてもフレンドリーな方たちばかりですよ?」

戒能さんは戒能さんで、こっちの事情も知らずにニコニコしながら、何とも的外れなことを言ってるし。
あぁ、この人、相当酔ってるな。
あのですね、貴女のマネージャーの貞操の危機なんですよ?
わかってるんですか?
とはさすがに口が裂けても言えないけど。

京太郎「はぁ、久しぶりの飲み会でテンション上がってるのはわかりますけど、明日も仕事があるんですから、あんまり羽目を外しすぎないで下さいね」

良子「ふふ、ノープロブレムです。この程度の酒量で仕事に差し支えが出るほど、私はやわでは――うっ……」

何か言いかけたかと思うと、いきなり気持ち悪そうに口元を押さえる戒能さん。
うわっ、マジですか?
ビニール袋は確か、ダッシュボードに入れてたはず――

良子「……ふぅ、何とか治まりました」

京太郎「本当に大丈夫ですか? きついんなら――」

良子「ノープロブレム。ですが京太郎、もう少し安全運転でお願いできますか?」

慌てる俺を尻目に、戒能さんはマイペースに言う。

京太郎「はぁ、わかりました」

溜め息交じりに頷き、俺は額を押さえる。
制限速度より十キロ近く遅めに走っていたんだが、もう少しスピードを下げるとするか。

京太郎「ホテルに着くまで少し休んでてくださ――」

そう言いかけた俺に対する返答は……

良子「……すぅすぅ」

京太郎「……はぁ、少し遠回りしてから戻るか」

いつの間にか寝ていた戒能さんの無防備な寝顔をちらりと見ながら、俺は苦笑まじりに呟き、さらに走行速度を落とした。



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