過去ログ - 京太郎「プロ雀士のマネージャー生活?」【エロあり】
1- 20
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2014/10/20(月) 01:46:39.40 ID:iC8LyfTt0
京太郎「あの、戒能さん?」

良子「聞こえませんでしたか? 私を抱いてくださいと言ったんですが」

ぺたんと床に座り込み、火照った顔に潤んだ目で俺を見上げながら戒能さんは言う。
瞬間、足元がぐらりと揺れた気がした。
地震……かとも思ったが違う。
これは――

京太郎「いや、あの……」

上手く言葉が出てきてくれない。
この人は今なんと言ったのか?

良子「駄目ですか?」

もちろん駄目なわけがない。
歩けないと戒能さんが言っている以上、このまま放置するわけにもいかないだろう。
マネージャーである俺が責任を持ってベッドに運ぶのが筋だ。
けれど、

良子「……京太郎」

だとすれば、どうしてこの人は何かを期待するかのような潤んだ目で俺を見ているのだろう?
俺はどうして、こんなにも緊張しているのだろう?
わからない。
頭の中はぐちゃぐちゃで、上手く考えがまとまってくれなかった。
一つだけわかっているのは、

京太郎「仕方ないですね。ベッドまでですからね」

この一言がどうしようもなく薄っぺらな言い訳だということで。
身も心も完全に無防備な彼女を見下ろすたびに、心臓が早鐘を打つ。
目の奥がチリチリする。
喉が塩水を飲んだみたいにカラカラだ。
ごくりと唾を飲み込み、
心のどこか奥にある理性という名の箍を外し、
床に力なく座っている戒能さんへと手を伸ばして抱え持ち上げた。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
67Res/53.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice