過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/22(水) 11:40:26.27 ID:pWrrpAml0
――スタバ

刀夜「――で、君は『そっち側』の関係者で合っているよね?」

レッサー「違いますけど?」

刀夜「……あれ?間違った?」

レッサー「――ってのは冗談ですけど、やっぱり分かりますかね?」

刀夜「そ、そうだよね?なんかそれっぽい感じがしたから……あぁ!そうそう!」

刀夜「前にね。ウチの家族で旅行に行ったんだよ」

レッサー「はぁ」

刀夜「その時、カンザキさんっていう、妙に女っぽいシナを作る巨漢の外国人さんと一緒になってさ」

レッサー(イギリス清教の『聖人』、神裂火織……いえ確かに長身ですけど、『巨漢』?男性へ使う単語じゃないでしたっけ?)

刀夜「その男の人と同じ感じがするんだ」

レッサー(流石は上条さんの父親。国際的な投資銀行のアドバイザー――所謂『知的傭兵』は伊達ではない、ですか)

レッサー(……ま、往々にして鷹が鷹を生む事はあれど、鳶が鷹を生む事はまずないですからね。妥当は妥当だと)

レッサー「それで?わざわざ人払いまでかましてどんなお話が?――まさかっムスコの彼女に手を!?」

刀夜「誤解にも程がある!?どこの世界に自分の子供よりも年下へ手を出す……」

レッサー「って話は良くあります。むしろデフォです」

刀夜「……だね。私の顧客にも恋人を一杯持ってる方が、割と多いよ」

刀夜「で、その、私が聞きたいのは、だけどさ」

レッサー「えぇお察しの通りです。『こちら側』のお話です」

刀夜「どんな話か、聞いても?」

レッサー「なーに大した話じゃありません。よくある話っちゃ話です」

刀夜「そ、そう?だったら良かったんだが」

レッサー「ただちょっと世界の滅亡を目論む悪の秘密結社が居て、そいつらと戦ってるだけですから」

刀夜「……」

レッサー「一応幹部四人の内、半分はぶっ飛ばしましたけどね」

刀夜「……えぇと、なんだね、こういう時何と言うべきか、迷うんだが」

レッサー「はい」

刀夜「人としてはいけないかも知れないのだけれど、当麻を外す訳にはいかないん、だよね?」

レッサー「んー……まぁ、なんとかなるとは思いますよ、『なんとか』は」

刀夜「なんとか”する”のではなく、なんとか”なる”のかい?」

レッサー「えぇはい、”なる”です。」

レッサー「世界のどこかで誰かが殺されていても、それは『なんとか』なるでしょうね」

レッサー「私達が抱えてる問題を、いつか誰かが、無償で何の瑕疵も無く、見返りも求めずに解決してくれる――」

レッサー「――っていう『可能性は決してゼロじゃない』んですから。そう信じるのも結構でしょうな」

刀夜「……私も仕事柄国際情勢には詳しい方だけれど、それは」

レッサー「はい、皮肉で言ったんですよ」


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