過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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800:名無しNIPPER[saga]
2015/05/12(火) 11:39:25.37 ID:txbrR/w30
――Tartarus-B058

ベイロープ「最初に断っておくけど、私はあなたが『冥界下り』の術式をかけられた直後に死んだのよ」

ベイロープ「だからあの後どうなったのかは知らない。タイムラグは10秒ぐらい……」

ベイロープ「でも『こっち』へ送り込まれたのは数十階分離されている、ってコトは時間の流れ方が相当早いようね」

ベイロープ「私達に取ってすればいい話でしょうけど――って、聞いてる?」

上条「聞いてねぇよ!?」

ベイロープ「よし!引っぱたくから四つん這いになりなさい!」

上条「そっちじゃなくて!俺そんなドギツいペナルティあるなんて聞いて無かったって意味で!」

ベイロープ「力を得るには対価を支払って当然。それは私達の業界じゃなくても同じ事よ」

上条「いや、でもさ!」

ベイロープ「あー……ランシスがどうしてアンアン言ってるのは知ってる?『罪人の馬車』って術式なんだけどね」

上条「あぁ知ってる、な。確か『魔剣』だかを扱うには魔力が足りないからって、その魔力を集めるために常時感知してる、だっけ?」

ベイロープ「ランスロットの『アロンダイト』は聖剣にして魔剣の性質を持つ、特別な霊装だかに仕方がないっちゃないのよね」

ベイロープ「『死の爪船(ナグルファル)』も広範囲へバステとデバフバラまく霊装だから、余計に魔力喰らいだし」

ベイロープ「ま、”ランスロット”の術式が、威力も高いけど魔力も遣う、って特性を持っているように、私がリンクしている”ベイリン”も癖がある」

上条「レッサーがアーサーって聞いた時にはテンション上がったが、ベイロープもやっぱりアーサーの仲間だったのか?」

ベイロープ「『デンマークの英雄ベーオウルフ』――”が、アーサー王物語に取り込まれた”のが私の騎士。双剣の騎士ベイリンね」

ベイロープ「逸話は色々あって、『聖槍を敵に使ったが、敵だけじゃなく城・土壌が永遠に呪われ』たり、最期は実の弟と相打ちになって死んだり」

ベイロープ「どうにも『命を賭ければ賭けただけ威力を増す』らしいわ」

上条「……はた迷惑な……!」

ベイロープ「あ、それに別に本当に死んだ訳じゃないから。あなたが仮死状態になったから、それに引っ張られて来ただけだと思うわ」

ベイロープ「どうせ冥界で死人に襲われてるだろうから、護衛には丁度いい――」

ベイロープ「――って思ってたのにっ!どっかのおバカはっ!誰彼見境なくフラグを立ててるしっ!」 ガクガクガクガクガクッ

上条「落ち着っ!?てっ!?俺がっ!?首がっ!?折れっ!?」

ベイロープ「折角先生からシリアスに送り出して貰ったのに、もう台無し……!」 スッ

上条「オーケー落ち着こう?多分ココはあの世っぽい所なんだけど、その鉄の爪で殴られた死んじゃうと思うから?ねっ!?」

上条「……てかそれ、根本的な解決になってなくないか?俺が死んだらベイロープも引っ張られるんじゃ?」

ベイロープ「……魔術的には『一回死んだ』から、もう『銀塊心臓』は解除されているわ。多分」

上条「といいんだかなぁ……」

ベイロープ「ま、来た以上、あなたは私が護るわ。トー……マイマスター!」

上条「解けてんだよな?魔術チャラになったのにマスター呼ぶのはおかしくないかな?」


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