過去ログ - レッサー「『新たなる光』の名の下に集えよ、戦士」 〜闇、海より還り来たる〜
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860:名無しNIPPER[saga]
2015/05/26(火) 13:44:26.75 ID:PUGQyT270
――空き教室

上条「……」

アルフレド「――おーいカミやん。聞いてるかー?おーーーいっ!」

上条「――お、おぅ?寝てませんっ!起きてますっ!」

アルフレド「先生に指されたんじゃねーよ。つーか人が折角気分良く話してんのに爆睡しようとするのって、人間的にどうなんだ?えぇ?」

上条「ご、ごめん……?いやでも今」

アルフレド「俺もヒマじゃねぇ――事も、ねぇけどさ、カミやんの時間は有限なんだから、有効に遣った方がいーんじゃね?」

上条「お前は違う、のか?」

アルフレド「さっきも言ったが、”今の俺はNPCと一緒”なんだわ。例えるならばRPGで『○○村へようこそ!ゆっくりしていってね!』つってんのと同じ」

アルフレド「だからこっちの世界で悪さしようとしても出来ない――に、プラスして容量が足りない」

上条「さっきも言ってたな。バッファがどうとか」

アルフレド「幾ら龍脈の力を遣えるからっつっても、無限に行使出来る訳じゃない……ま、一見すると無限に近い有限の枠はあるんだが」

アルフレド「それでも”無意識”にアレもコレも出来るような、片手間でどうにかなるようなもんじゃねぇよ。流石にな」

アルフレド「少なくとも『夢』って形で、テメーに都合の良いように形作ってるなんざ、必要最低限の行使すら”出来てない”んだ」

アルフレド「その証拠に”上条当麻が世界の強制力を受けつけていない”んだし」

上条「俺が?」

アルフレド「分かりやすく言えば、今カミやんはこの夢の持ち主にとって都合の悪い事をしている訳だ。無理矢理目ぇ覚まそうってな」

アルフレド「でもそれは本人が望んでいる訳じゃない――だから本来ならば『強制力』が働いて、そんな事出来なくされられっちまう」

上条「……随分協力的だな」

アルフレド「そこは”上条当麻がそう設定した”んだろうぜ?俺は特に他意はねぇが――ともあれ」

アルフレド「俺の場合も”上条当麻がそう設定した”以上、この教室にこの姿で縛られるんだよ」

アルフレド「だからまぁ、質問があれば随時受け付けるが……何度も言うように、俺はお前に協力してやるつもりはない」

アルフレド「そこら辺を覚悟したんだったら、幾らでも頼ってくれても構わないんだぜ?」

上条「……上等!こっちは折角掴んだ解決への筋道なんだ、離してたまるかよ!」


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