過去ログ - 提督「ただ北上とニャンニャンするだけ」【R18】
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10: ◆6/hB3OsqZI[saga sage]
2014/10/22(水) 20:37:53.76 ID:jQ6aKHH+0

「じゃあ、誰が剃ったんだ?」
「大井っち」

なんてこったと呆然になる提督。脳内では毛を剃るついでにあられもなくあれやこれやをされまくる北上と、目をハートの形に変えながら嬉々として某大怪盗の如きダイブをしようとする大井の図が出来上がっていた。
大井に対しては偏見6割増しだったが。

「よく無事だったな、何もされなかったのか?」
「何もされなかったというより、何もしないように言ったの」
「……言って聞くようなやつか?」

首をかしげる提督。

「余計なことしたら大井っちとは別居するって言ったの」
「はい?」

又も呆然となる。

「そしたら何事もなく終わったよ」
「大井よ、その素直さが何故真っ直ぐに表せない……」
「大井っちのちょっと行き過ぎた感じの行為は、嬉しいっちゃ嬉しいんだけどねー」

明後日の方向を見て言葉を濁す北上。

「あれはちょっとじゃないだろう……」
「まあまあ」

軽い感じになだめながら、北上が抱っこをねだるように両手を差し出す。

「ん? 起きるのか?」

両手を持って起こそうとする提督を、ちょっと待ってと制止する北上。
腕を引っ張り上げようとした提督の腕を逆につかみグイッと引っ張る。そのまま提督が北上の上に覆いかぶさるように倒れ込んだ。
そして、提督の背中に腕を回した北上は力を込めてお互いの身体を密着させる。

「少し寒くなってきたから……温めてほしいなって」

そうぼそぼそと提督に囁く。提督も腕をベッドと北上の身体の間に滑り込ませて、北上の華奢な体を抱きしめる。
ほう…と心地よさげに息を漏らす北上。
服を脱いで少し冷えた体が、提督の身体によって温まってくる。

「ごめんな北上、しっかり暖めてやるからな」



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