過去ログ - 蘭「ねえ、コナン君って新一なんでしょ?」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/23(木) 16:56:50.77 ID:v91MxInm0
梓「これでよし。お家に帰っても痛みが引かなかったら病院に行くのよ?」

光彦「は、はい」

安室(さっきから窓の様子を窺ってばかり)

安室(探しているのは蘭さんかコナンくんのどちらか)

安室(コナン君だとしたら発信機で呼びかけたほうが早そうなものだけど。でも通じないという―――)

梓「あ、蘭ちゃん帰ってきた」

光彦「っ!?」ガタッ

安室(さ、探していたのは毛利蘭―――!!)

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毛利探偵事務所


蘭「ごめんね光彦くん、まだコナン君帰ってきてないの」

蘭「そこに座ってて。今お茶とお菓子持ってくるから」

光彦「は、はい」


当然、あなたに用があってきましたという訳にもいかず、光彦はあくまでコナンに用事があるということにしていた。

コナンがまだ戻れる状態にないことは、目撃した光彦がよくわかっている。

蘭に感付かれずに、そして傍にいるためには一番の口実だった。


光彦(それにしても……)


そう、それにしても。

それが一番の問題だった。

こうして阿笠邸での非日常から、なにもない平凡な日常へ戻ってみると、さっきのことが嘘だったかのように思えてくる。

もしかしたら、聞き間違いかもしれない。

もしかしたら、自分の勘違いかもしれない。

いつかのような、演劇の練習というオチもありえる。

嘘だと思い込みたい小学生の脆い心は、皮肉にも、光彦が冷静になればなるほどその姿を現すようになるのだ。


光彦(ほんと、コナン君が蘭さんを殺したりなんか……するわけ)

光彦(そうですよ。僕、疲れてるんでしょうか…)

光彦(蘭さんは――――)

蘭「お待たせ」コトッ

蘭「まだ熱いから、火傷しないようにね」

光彦(ら、蘭さん……?)

蘭「コナン君ったら、また博士のお家かしら」

光彦(どこを向いて、話しているんですか……?)

光彦(僕のこと、ちゃんと見えてますか……?)


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