過去ログ - 【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ　その5クルシュナイ　【忍殺】
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54: ◆UR0zEOgzs.[saga]
2014/10/26(日) 21:50:53.67 ID:Dh26H5jQ0
ＧＭ「初っ端から来たか・・・何たる洞察力！」

――――――ー

チガサキはジツの鍛錬をしようとスミエを描き始めた。

（いつも通りやっても面白くないしな・・・ちょっと趣向を凝らしてみるか）

どうせぶつける相手もいないのだから。とチガサキはいつものドラゴンやタイガー・イーグルではなく、何故かネコを描き始めた。

チガサキはテンサイ級の絵心があり、書かれたネコは実際可愛かった。どこかの才能に恵まれなかったハイク詠みとは大違いである。

（我ながら可愛くできたぞ！でもこれを相手にぶつけるのは良心が痛むな・・・）

モータルを平然と踏みにじるニンジャであっても動物はカワイイ。カワイイは正義なのだ。

（なんかこう・・・いつもと違うように込めたら自律してくれないかなー。なんて）

チガサキは冗談交じりで適当にジツを込めた。すると・・・

「Mew」

「アイエッ！？」

チガサキは実体化しないようにジツを込めたのに実体化した！コワイ！

「Meew」

そのままスイボクで描かれたネコは気まぐれにトコトコと歩いている！

チガサキはあまりの事態に呆然としながらネコの後を歩く！

ネコの歩いた後には当然ネコの足跡！

（おかしい！どうしてこうなった！）

チガサキのニューロン内部はかつてないほど平静なパニック状態に陥っている！

「おや・・・インクストーン＝サン。クロネコですか？カワイイですね」

「インクストーン＝サン、ネコを飼っていたんですね・・・」

などと見知った顔や見知らぬ顔から言葉を受ける！

数分後スイボクで作られたネコは日当たりのいい場所を見つけると、そこで丸まってしまい、スミに戻ってしまった。

（いったい何だったんだ・・・？とりあえずネコの足跡を消さないと・・・）

チガサキはゾウキンを持って、ネコの足跡を消そうと試みる！だが！

「アイエエエエエエエエ！？消えない！？消えないナンデ！？」

ＮＲＳに陥ったモータルの如くチガサキは叫ぶ！なぜか消せないのだ！消える気配がない！

（これはまずい！拠点を汚したとなれば下手すればケジメ案件・・・！）

チガサキはすぐさま拠点を管理するニンジャの元へ赴き、ドゲザのもと謝罪する。だが・・・

「中々風情かあるじゃないか、インクストーン＝サン。広い拠点内にある僅かなネコの足跡・・・素晴らしいワビザビだと私は思うが？」

と言われ一切のお咎めなしになった。

（た・・・助かった・・・。でも今の感覚は更に高位のジツの開発に役立つかもしれない）

ジツ+7　69→76

その後ネコの足跡と、ネコのスミエはギルド内の拠点の1つの名物となった。

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