過去ログ - 【のんのんびより】 「ここに居てもいいんですか?……」
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4: ◆/MJGWzbgVw[saga]
2014/10/25(土) 07:42:10.96 ID:FtaVT9Nz0

「私が小学2年と5年の2回だけなんだけど、東京から村に居る親戚の所へ遊びに来てるって子が居てさ」

「ほのかちんみたいなんな」

「見た感じは私と同じくらいの年齢だと思うんだけど中々遊ぶ機会が無くて……結局一度も話す事はなかったんだけど、その子が何となく蛍に似てたような気がしてさ、もしお姉さんか親戚の誰かだったら一度会って話でもしてみたいなって」

「楓さんが5年生と言うと9年前の話ですよね? 私も親戚がこの近くに住んでるので何度か遊びに来た事がありますけど……その頃だと私はまだ2歳ですから、どの従姉妹が集まって来てたのかはちょっと分かりませんね」

「はるか昔の話なんな、もしかして駄菓子屋っておばさんなのん?」

「な! おばさんって何だよ、もうグレートマンスナック売ってやんないぞ!」

「でも9年前だとウチまだ生まれてないん」

「うっ……そう聞くと凄く年を取った気分になるな……」


 楓はフ〜っと大きな溜息をついた。


「大丈夫なん! 駄菓子屋はまだまだ若いのん! だから気にしちゃ駄目なん」

「なんだよそれ、慰めか? 言われなくても私はまだピチピチの20歳だ!」

「う〜ん……今20歳前後になってる従姉妹なんですよね?……ごめんなさい、やっぱり思いつく人物が居ないです」

「いや、別に謝らなくてもいいよ、似てるって言うのも私の記憶違いかもしれないんだしさ」

「へぇ〜、たった9年前の記憶もあやふやだなんて……これは本格的に年のせいかもしれませんな〜」


 夏海は笑いながら、楓をからかうように言い放つ。



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