188: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/11/28(金) 21:12:49.73 ID:OHxEuXQAO
覚悟はとっくに決まっている
決まっている……筈だった
でも実際にこの事態になると、冷や汗が出てくる
しかし、逡巡していても彼女の決意が鈍るだけだ
僕が彼女を迷わせたく無い
少女「仕方がない」
少女「君は爆弾に恋をした」
老人「……ま、まさか」
老人「馬鹿な、死ぬ気か!?」
男「僕は」
男「君と一緒にいる!」
僕の言葉を聞くと彼女は一つ頷き、懐から封印された試験管を取り出す
バラバラと封印を外す
老人「と、止めろ!」
警備員「はっ!」
白衣「ひ、ひいっ」
白衣の男は事情を知っているのか、腰を抜かした
警備員は彼女に飛びかかる
銀髪「……俺がいるの忘れてないか?」
警備員は後頭部に手刀を食らい、倒れた
銀髪「ふう……これで終わりか」
銀髪「君たちと彼女のお陰で……楽しかったよ」
銀髪「……やれ!」
銀に促されて、彼女は一つ頷くと試験管に満たされた薄桃色の液体を
ゆっくりと飲み干した
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