過去ログ - 少女「君は爆弾に恋をした」
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2: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/25(土) 21:16:56.87 ID:Hlak1yFAO



――朝――


二学期も始まったばかりだと言うのに僕にはやる気が無い

今日も登校時間ギリギリに目を覚ました

どうせグズな自分は遅刻する運命が決まっているのだ

飢えを抑えるために無理矢理口に詰め込んだのはスクランブルエッグ

歯を磨いたら運動が苦手でも走り出さなければならない

間に合わない


漫画なら同じく食パンをかじりながら走る少女とぶつかるようなシチュエーションもあるが

僕は良くも悪くも何事もなくホームルームの時間までに自分の席に辿り着いた


机に汗塗れで突っ伏していると中学からの友達の女達が賑やかに何かの話をしている

話の節々から、転校生が来るという事だけ分かった

僕の数少ない男の友達は女の子が来ると騒いでいるが

どうして自分と縁がないと決まっている女子の事で騒いでいるのだろう、などと酷い事をぼんやり思う


いや、友達がモテないのはこの際どうでもいい

問題は空いてる席が何故か自分の右隣に有ることだ


男「女の子か……」


頭の隅でまだ夢を見ているような感覚がある

だからか、少し漫画のような甘い展開に期待してしまっている

しかし僕も小柄で、友達と同じくモテるタイプではない


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