21: ◆J9pjHtW.ylNB[saga sage]
2014/10/26(日) 17:41:55.83 ID:nePH+j+AO
僕は真っ赤になりながら彼女の手に触れた
一瞬冷たい感触がしたが、手のひらは温かかった
人の手だ
とっても小さい、柔らかい、普通の
友が見ていたら爆発しろと言われたことだろう
いや、爆発したら困るんだが
爆発しそうだ、僕の心臓が
男「僕も爆発したらごめん」
少女「爆発しそうだね、別の意味で」
良かった、この心臓の鼓動で彼女が爆発することは無いようだ
ヤバい、何を考えてるか分からない
この時間がずっと続けば良いのに
そう思った途端、家に着く
畜生家近い!
中からカレーの香り
もし彼女を連れてこなくても大丈夫なように計算しているあたりが我が母である
男「ただいま〜」
少女「お邪魔します……」
母はバタバタと玄関まで走ってきた
母「可愛い〜!嘘〜!」
開口一番これである
我が母ながら酷いではないか
確かに彼女は僕なんかにはもったいない美少女だが
母「いらっしゃ〜い!」
少女「お邪魔します……」
母「お邪魔なのはお母さんの方だから気にしないでね!」
本当にこういう時、母親と言う存在は邪魔である
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