過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
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49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/27(月) 01:30:08.12 ID:zb0yCBaF0

11.

あれから数日経ち、今日は金曜日。
ここのところ奉仕部を賑やかしていた藤沢の一件はあっけなく終わった。
いや正しく言えば、終わったと思われる。
由比ヶ浜の言葉に動かされた藤沢は、あの後すぐに百合丘をデートに誘い、想いを告げたようだ。
最近藤沢が奉仕部に顔を出さないことが暗にそのことを裏付けていた。
彼が振られたのか、はたまた恋が実ったのかどうか、俺は知らない。

結局のところ、彼の奉仕部への依頼はきっちり果たせたようだ。
単純に恋の話をしたかった、誰かに背中を押してもらいたかっただけなのだ。
デートプラン云々は恐らく口実だろう。
誰かに話を聞いてもらいたい、誰かに彼女の話をしたい、ただそれだけだったのだ。

「ヒッキーおはよー」

下駄箱で今回の功労者に声をかけられる。

「おっす」

抱えていた案件の一つは無事に終わった。
問題は今日の下見の件なんですけど…反古には…

「今日の放課後、ららぽで待ち合わせね!」

なりませんよね…




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