過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
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53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/27(月) 01:46:06.31 ID:zb0yCBaF0
「今週の休日は有意義になるとばかり思っていたのにね。恥ずかしいわ」
「俺だって会いたかったわけじゃねぇよ…。気にしなくても俺はすぐ帰るから肩を並べることはない。恥ずかしがる必要もないだろ」
「いえ、舞い上がってしまった自分が恥ずかしいのよ。あなたに会わなくて済むと思うと心が躍ってしまったのだから」
「こ、こいつ…」
申し訳なさそうに眉をひそめる仕草が尚更癪に障る。その可愛い顔に苦虫ぶつけてやろうか。
「安心したわ、いつも通りね。最近のあなた、心ここに在らずといった感じだったから」
きっぱりと言い放たれた雪ノ下の言葉に先ほどの嫌味はない。雪ノ下なりに心配していてくれたのだろう。
確かに由比ヶ浜が告白を受けて、奉仕部で想いを述べたあの日からずっと、考え事が続いている。
そんな雪ノ下の心配が嬉しいのと、アプローチの仕方が不器用すぎるのとに思わず笑みが零れてしまった。
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