過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/27(月) 02:26:10.54 ID:zb0yCBaF0
「さ、最後に好きな人の話、しようよ」
優しい彼女の声は、残酷に突き刺さった。
いつかの俺の言葉がフラッシュバックする。
その言葉は、死刑宣告なのだろうか?
彼女にとって、俺は部外者なのだろうか?
「………」
俺は壊したくなかった。
隣を歩くことを許せる関係を。
隣を歩くことを許してもらえる関係を。
分かっている。
その程度で壊れてしまう関係なら、それは欺瞞だ。
壊れてしまうなら、壊してしまえばいい。俺が欲しかったのは、もっと別の何かだ。
彼女の言葉に応えさえすれば結果がわかる。この関係が壊れるのか、壊れないのか。
しかし俺は踏み込めない。何故だろうか、答えは簡単だ。
俺は最も忌み嫌う関係を、手放したくないと思ってしまったからだ。
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