過去ログ - 八幡「彼女の笑顔が頭から離れない」
1- 20
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/10/27(月) 02:26:10.54 ID:zb0yCBaF0

「さ、最後に好きな人の話、しようよ」

優しい彼女の声は、残酷に突き刺さった。
いつかの俺の言葉がフラッシュバックする。
その言葉は、死刑宣告なのだろうか?
彼女にとって、俺は部外者なのだろうか?

「………」

俺は壊したくなかった。

隣を歩くことを許せる関係を。
隣を歩くことを許してもらえる関係を。

分かっている。
その程度で壊れてしまう関係なら、それは欺瞞だ。
壊れてしまうなら、壊してしまえばいい。俺が欲しかったのは、もっと別の何かだ。
彼女の言葉に応えさえすれば結果がわかる。この関係が壊れるのか、壊れないのか。

しかし俺は踏み込めない。何故だろうか、答えは簡単だ。


俺は最も忌み嫌う関係を、手放したくないと思ってしまったからだ。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
83Res/58.47 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice