29: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2014/10/31(金) 04:26:04.13 ID:ABiD8q66o
女子校生「うわっ、危なっ!いきなり何すんの!?」
俺「いや、それはこっちのセリフだ!何なんだいきなり!?」
改めて声の主を見てみる。
金髪のツインテールに青い瞳。制服は…ハルの学校と同じ制服だ。おまけにタイが青い所を見ると、ハルと同学年という事が判る。
女子校生「オニーサンってハルの彼氏でしょ?一緒に居る所よく見たから、声かけてみたの。でも、いきなりコーヒーシャワーが来るとは思わなかったわー」
俺「いや…一緒に居るからって彼氏とは限らないだろ。親戚の叔父さんかもしれないだろ?」
ハルの世間体もある以上、下手な事は言えない。ここははぐらかす事にしようと決めたのだが…
女子校生「叔父さんとラブホ入るってのはちょっと問題じゃない?」
無駄だった。携帯にバッチリ俺達がホテルに入って行く姿が映されている。
しかし、よりにもよって数回しか使ってない内の一回を目撃されていたとは…
俺「……何が目的だ?金なら無いぞ」
女子校生「やーだー、そんなのじゃ無いって。ちょっと聞きたいだけー。ねね、ハルとはどこで出会ったの?どんなきっかけで付き合うようになったの?」
俺「そんなの俺じゃなくてハルに直接聞けば良いだろ」
女子校生「それがさー、ハルってあんまりそういうの話そうとしないんだよねー。だから彼氏なら話してくれるかなって」
これは…俺から情報を聞き出して、ハルを陥れようという魂胆だろうか?とも考えたが、それならさっきの写メだけで十分だ。
俺「んー…俺達の馴れ初めって特殊だったからなぁ…」
女子校生「何それ、興味ある」
俺「俺がちょっとした事故に逢って、そこをハルに助けて貰ったんだ」
即興で考えた設定だが、こんな所だろう。嘘は吐いて居ないので、ボロも出ない筈だ
女子校生「へぇー…………じゃぁついでに聞きたい事があるんだけど。ちょっと場所変えない?時間ある?」
俺「それは大丈夫だが…」
女子校生「じゃ、行こっか」
人間、二つ返事でホイホイと着いて行く物では無い。もしかしたら行き先が地獄の可能性もあるのだから…by俺
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