572: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/05/13(水) 05:40:24.18 ID:jxityo8Go
●ぱられる
ノイズが走った
カライモン「パラレルワールド…並列世界と呼ばれる物には、大きく別けて二種類の物が存在する」
俺「二種類?」
カライモン「片方は、今存在する世界とは別に実際に存在している双子のような世界…私はこれをAndの世界と定義している」
俺「もう片方は?」
カライモン「もしかしたら存在したかも知れない可能性の世界…仮定の世界。私はこちらをIfの世界と定義している」
俺「いや、その二つって具体的にどう違うんだ?」
カライモン「………そのどちらも目にしておいて、尚その言葉が出るのかね…」
俺「えっ?」
カライモン「まずAndの世界と言う物は、先にも言った通り双子のような世界…同じように誕生しながらも僅かな差が現れた、あちら側の世界の事だよ」
俺「…って、何だよその設定。あっちの世界の成り立ちなんて初めて聞いたぞ」
カライモン「あぁ、言って居なかったかね?しかしまぁそれは些細な事だ。それよりも、今回問題となっているのはIfの世界の方だ」
俺「些細じゃねぇよ!」
思わず突っ込んでしまう。
カライモン「Ifの世界と言うのは…」
しかし俺の抗議などカライモンは意にも介さず、パラレルワールドの解説を再開する。
カライモン「Andの世界にように並列して存在して来た世界では無く、本来の世界から分岐した世界…ありえたかも知れない可能性の世界の事だよ」
と、そこまで聞いてふと思い出す。ありえたかも知れない可能性の世界…そう言えばどこかで聞いた事がある気がするんだが…
もう少しで思い出せそうにも関わらず、あと一歩が出て来ない。
そして、思い出す代わりと言っては何だが…頭の中で、一つの疑問が沸き上がってくる。
俺「ん?でも、それってあくまで可能性の話で…実在しない世界なんだよな?何でそれが問題なんだ?」
カライモン「今回の敵…狭間に巣食う蜘蛛は、そのIfの世界から生まれた存在なのだよ」
俺「……………は?」
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