596: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/06/20(土) 04:43:34.46 ID:JdQV9+5Jo
●どらごん
俺「カライモン…なのか?その姿は、まるで……」
カライモン「研究の成果の一つ…根幹を食らう竜の力をこの身に宿す事に成功したのだよ。まぁ、さすがにこの世界での未来視までは出来ないがね」
そう…根幹を食らう竜のような角と翼と爪…それと尾を、カライモンが有していた。
カライモン「どうだねこの姿は?あぁ、そうそう…この姿を名付けるのならば、そう…モード・ニーズヘッ…」
俺「ドラゴンフォームのカライモン…ドライモンか!」
ドライモン「やぁ、ぼくどらいもん〜…って、何を言わせるのだねキミは!!」
あぁうん…言われてみて気付いたが、確かにアレっぽい。さすがにアレがアレだとアレなので、訂正しようとするのだが…
ディーティー「ドライモン…まさか、根幹を食らう竜の力だなんて…」
その暇すら与えられる事無く、定着してしまったその名前。
しかし…それに突っ込みを入れる事も憚られる程に、ディーティーの声色は異質な物になっていた。
ドライモン「…まぁ、名前に関しては後々訂正させるとして…ここで戦うのはお互いに得策では無いだろう。場所を変えないかね?」
と言うか否か、真っ黒な球体を作り出して俺と少女…加えてディーティーや自分自身を包みこむドライモン。そして…
ノイズが走った
強制的に転移させられた先は、狭間の世界………蜘蛛が広大な巣を張った、完全なアウェイである。
ちなみに…気のせいか、以前来た時よりも球体の数が増えている気がする。
俺「おい、ここって蜘蛛の巣…相手のフィールドだろ?よりにもよって、何でこんな所に…」
ドライモン「その辺りは複雑なのだけど…まぁ簡単に言えば、あのまま倒してしまったら皆を助け出せなくなる可能性がある…とだけ言っておこう」
納得出来ないけれども凄く判り易く端折った説明をありがとう。
俺「でもそれってつまり…ここでなら倒しても問題無いって事で良いんだよな?」
ドライモン「説明したままの通りだよ。と言っても…キミの役割はディーティーを倒す事では無く他にあるので、そこは気にしなくても良い」
俺「は?他の役割?いやいや、そんなの何も聞いて無いぞ!?ここでラスボスを倒す以外に何をしろってんだ!?」
ドライモン「言って居ないからね。まぁ…まずは、そこで見学でもしていてくれ給え」
と……こうして、何だかんだでディーティーとの決戦が始まった。
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