615: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/08/15(土) 05:05:03.23 ID:z+606XNAo
●はじまる
カライモン「それで…今の君は一体どこまで事態を把握しているのだね?」
俺「ここ…世界の狭間に来るまでの出来事は、フィードバックで知ってる。まぁ、そこからは逆に何も…って訳だが…」
ハル「そのカライモンさんは偽者です!耳を貸さないで下さい!」
カライモンとの会話…それに割って入るハル。
だが、その言葉は俺の意思を絡め取るには足らない。
俺「悪ぃな、ハル…いや、Ifの世界のハル。経緯こそ判らねぇが、状況くらいは推測出来てんだ」
ハル「え?何を…」
俺「確証こそ持って無かった物の、ハルに怪しい所があったのは判ってたからな。んで…実際にこの光景を見れば……」
ハル「っ………」
カライモン「ちなみに、あちらの下半身蜘蛛のディーティーはディーティーアナザー。ハル君もそれに倣って、ハルアナザーとでも呼称すると良い」
俺「何でわざわざ別の名前を…いや、二人を助け出した後の事を考えれば別の呼び方を考えておいた方が良いとは思うが…」
カライモン「その辺りを何度も説明するのは時間が勿体無いので、省略させて貰う」
俺「いや、俺は聞いてないんだから省略しないでくれ」
ハルA「そんな…いえ、彼が目覚める事こそが本来の目的だし。脱出してしまったのは予想外にしても、また捕らえてしまえば……」
俺「ところが、さすがに二度も捕まっちゃ居られ無いんだよな。あん時は不意打ちだったが、同じ手は…な」
ハルA「―――っ」
ハルAとディーティーAを包み込むように、俺は停滞空間を展開する。
そう…ハルAが俺を最初に捕らえた時と同じ方法で、今度は俺がハルA達を捕縛した訳だ。
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