過去ログ - 魔法少女ダークストーカー
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635: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/10/06(火) 07:38:29.41 ID:NQ/Qqoywo
●じげんの

俺「何…だ?何が起きた?何でお前がその剣を……?」

ハルA「創り出したんですよ………かなり無茶はしましたけど…でも……どうしても…負けられないから…!!」


俺達が…仲間の力を借りて、やっとの事で創り出す事が出来た奇跡………

その奇跡を、ハルAは一人でやって除けた…一人で奇跡を創り出した。


一体何がハルAをここまで突き動かすのか…

俺達全員の想い以上の力を奇跡を起こしたのか…


こんなにボロボロになってまで…手足も顔も傷付いて……

いや………一箇所だけ……そうだ、ハルAは一箇所だけは攻撃を受けないように戦っていた?

その箇所だけは、怪我どころかかすり傷一つ付いていない。


致命傷を避けるため?だとしたら、胸部への攻撃を避けないのはおかしい……


―――まさか


その可能性に至った瞬間、俺の心臓は爆発と紛う程に跳ね上がった。


俺「そうか…そう言う事か………」

ハルA「………」

俺「俺達に無い想いを持って戦ってたって事か…そりゃぁ強い訳だ……奇跡も起こす訳だ…勝てない訳だ…」


ハルA「判って貰えたなら……出来れば、今のままの貴方を―――」

俺「………でもな」

ハルA「――――ッ……」


俺「それでも…自分達の背負ってる物より重い物を背負ってる相手でも…俺達は勝たなけりゃいけねぇんだよ!!!」

ハルA「どうして…どうして!!戦う力も残ってないのに!勝てる可能性も無いのに!どうして!どうして判ってくれないんですか!」


俺「どうして判らねぇのかって…そんな事は判り切ってるじゃ無ぇか」

ハルA「………」

俺「無理だって判ってる事にも、未練タラタラ残しまくって…自分が楽な気持ちで居られる方に逃げちまう………」



俺「ダメ男だぜ?俺は」


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