642: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/10/06(火) 08:25:12.00 ID:NQ/Qqoywo
カライモン「そう言えば、話は大分飛ぶが…英司君の件はどうなったのだね?蜘蛛の巣には捕えられて居なかったようなのだが…」
俺「あー……んー…まぁ、アイツはアイツで元気にやってるみたいだったから良いんじゃねぇか?」
カライモン「そうか…では、ついでと言っては何だが…あの黄金色のディメンションスレイヤーに関して、何か心当たりは?」
俺「サッパリ無し。ってか…あの時あれが無けりゃぁ、今の俺達は無かったんだよなぁ…」
カライモン「そう言う事になるね。しかし…やはり仮説を裏付けるような物は無しか」
俺「仮説って、どんなのだ?」
カライモン「ハルA…ハルくんの偽者が土壇場で創り出したように、並列世界で創られた贋作…あるいは」
俺「あるいは?」
カライモン「何かの到達点…それがあの形なのでは無いか、そんな仮説を立ててみたのだよ」
俺「到達点か…確かにそんな感じもあったなぁ。ってか、お前等本人としてはどうなんだ?」
光の核「我等の力を以ってしても、あの存在の全てを解析するには至らなかった」
闇の核「ですが…私達にとても近い存在である事だけは判りました」
俺「…だ、そーだ」
カライモン「手がかりにはなるが、解明には遠く及ばない…か」
俺「あぁ…そだ、何となくで良いなら…あれの存在の答えっぽいのを感じたかも知れねぇ」
カライモン「ほぅ?…言ってみたまえ」
俺「そうだな…ちょっとした我侭を聞いてくれる気前の良いヤツ………そんな所かな」
カライモン「何だねそれは、全く以って答えになっていないでは無いか」
俺「しょーがねーだろ。そーとしか言いようが無ぇんだからよぉ」
そう言って俺は空を見上げ………
その向こう側に、あいつら…もう一人の俺とハルの笑顔を見た気がした。
魔法少女デュアルディメンションスレイヤー ―完―
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