667: ◆TPk5R1h7Ng[saga]
2015/11/30(月) 18:42:10.61 ID:Kkxfd8Jto
●げんざい
ヤエ「あんの…どうしただぁ……いんや、ですか?」
私「あぁ、すまないヤエ君…居たのだね」
ヤエ「いんえ、今来た所です。そんで、ボーっとして、どうかしたですか?」
私「昔の事を少し思い出して居て…ね。ほら、丁度君達を現代に蘇らせた時の事だ」
ヤエ「あーぁ…あん時の。確かあん時はぁ……」
私「摘出した塊に、君達…蒼竜隊の記憶と魔力構造を転写。その上で新たに生成した各々の身体に移植したんだったね」
ヤエ「そんでしたぁなぁ、あん時はえんらいびっくりしましたわぁ。いえねぇ、あんだしとしてはぁ、舞さんの中に居る方のが落ち着けたんですけどね」
私「おいおい、私の容量にも限界があるのだから勘弁してくれ給えよ」
ヤエ「んですよねぇ…あ、そうそう。キヨちゃんとぉチヅちゃんはぁ、どですかぁ?」
私「彼女達はまだ少々危険な…じゃじゃ馬だからね。もう暫く出番は無さそうだ」
ヤエ「んですかぁ……あの子達もぉ、今の世の中ぁ知ったら丸くなりそうな物ですけどねぇ」
私「そうだね…魔力構造を除外した上で、人格だけを転写する事が出来れば……うん、試してみる価値はあるかも知れない」
ヤエ「よんろしくお願いします」
私「あぁ…では、今日の所はこれで失礼するよ」
ヤエ君にそう告げて…私は第三研究室を後にする。
思えば今回の研究は、独断で独走…いや、独奏した部分があまりにも多すぎて……結果的にエディーを巻き込む事になってしまった。
私「そうか…多分私に欠如しているのは、そう言った他者への配慮や共感なのかも知れないな」
得る物は大きかったが、それ以上に反省する物が大きかった。
それを次回までの課題とする事を肝に銘じ…今回の締め括りとする事にした。
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