33: ◆2qJT.isoAUzp[saga]
2014/10/28(火) 23:19:57.17 ID:K6OAttvAO
中心街 中流住宅地
元盗賊の家周辺
乞食『おいおい、休んどかなくていいのか』
盗賊『ちょっと行ってすぐ戻ってくるだけだよ! 気になってしょーがない』
乞食『木彫り野郎はどうすんだ』
盗賊『それまでには戻る!』タッ
乞食『ったく……ほらこれ持ってけ』チャキ
盗賊『ああ、はは。ありがと』スチャ
カツ カツ カツ
盗賊「ラジオのお導きってね」
ラジオ『……』
盗賊「(でもやっぱ不気味かな)」
盗賊「……お、見えてきた見えてきた」
犬「ワンワン!」
子供「待てー! あはははは!」
母「あんまり遠くへ行っちゃ駄目よ?」
子供「はーい!」
盗賊「(夫婦だけだと思ってたけど、子連れだったんだ。旦那さんは仕事中かな)」
盗賊「(俺は住んでたから知ってる。この家に地下室は"無い")」
盗賊「(けど、地図では明らかにここの下に空間があるような水道の通し方をしていた)」
盗賊「(あるんだ、隠し通路かなんかが。……管理が杜撰だったから住家にしてただけなのに、まさか灯台下暗しを地で行ってたとはね。仕事が上手くいかない訳だよ)」ヤレヤレ
母「〜♪」
盗賊「(優雅に読書しながらティータイムですか。……あの奥さんトロそうだし、上手くやれば忍び込んだりもできるかな)」
盗賊「(どうやって調べようか……)」
ザザッ
ラジオ『――――――』ザッ
安価下
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