47: ◆2qJT.isoAUzp[sage]
2014/10/29(水) 16:19:01.79 ID:4cI6W9fAO
少女「けほっ、マ、マ……」
母「娘は病気なの! 血を吐いてたでしょうっ。それなのにも構わず、攫おうとした上に乱暴したのね!? 血まみれの服が証拠よ!!」
少女「違うのっ……」
母「もう大丈夫よ。さあこっちに来なさい。……あ、あなたを[ピーーー]わ。こ、こっ殺してやるッ!!」
少女「ママ、話を聞いてっ!」
母「えっ……?」
盗賊「(どーするつもりだ……)」
盗賊「(ていうか早く退いてよ、乱暴されてんの俺でしょこれ)」
少女「違うの。けほ、彼は……私の、私の友達で」ゼエゼエ
少女「遊びに来てくれていたの……。けほ、けほっ、今だって、階段から落ちそうだった私を、けふ、助けてくれて……」ハァ ハァ
少女「勝手に家に入れた、っけふ、ことはっ、謝るわ。紹介、しなかったことも」フゥ フゥ
少女「だからっ……ぇほっ!」
母「分かった、もう分かったから! 無理に喋らないで!」ガチャン
盗賊「(投げ捨てんな! 暴発したらどうすんだよ奥さん!)」ビクッ
母「早くベッドに戻りましょう。すぐにお医者様を……」
少女「彼に……手伝って、貰うわ。いいでしょ?」ヨロ…
盗賊「う、うん……」ムクリ
母「でもっ……」
少女「けほっ……ママは、お医者さんを呼んできて。彼は、場所を、知らないわ。大丈夫よ、けほ、慌てなくて、いいから……」
母「す、すぐに呼んで来るからね!」タタタッ
ガチャ バタン
盗賊「……」
少女「行き、ましょ」ケホ
盗賊「血ィ、補給しない?」
少女「しつこい、男は、嫌われるのよ」
盗賊「……分かった」
少女「それに、踏み板も直さなきゃ。……でしょ?」
盗賊「ご親切に……」ヨイショ
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