21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/28(火) 21:22:22.98 ID:kzu5WY+C0
キョン「……は?」
そう思っていたところに、思わぬ一言が飛び込んだ。
キョン「ハルヒ、今なんつった?」
ハルヒ「やったげなさいって。減るもんじゃないでしょうに、キスの一回や二回」
パソコンから上げた視線をこっちに向けていたと思えば、今はこちらを一瞥すらせずに手元の本を何やら熱心に眺めながら、SOS団団長こと涼宮ハルヒは何でも無い事のようにもう一度言い放つ。
そんな本どっから出した。
こっちを見て話をなさい、と言いたいところだが、良くない、この流れは非常に、良くない。
キョン「いや待てハルヒ、あのな」
ハルヒ「何よ、ちょっとした実験みたいなもんよ。チュッとやったんなさい、チュッと」
キョン「実験ってお前な」
何故ってこのSOS団なる会合の根本たる涼宮ハルヒその人が、その言葉を発したからだ。
ハルヒを観察するためにいらした未来人と、彼女からデータを取るために訪れた宇宙人と、ヤツを監視するための超能力者。
それらがいるこの空間において、最終決定機関ともいえるハルヒがその結論に至るのは、俺にとって非常に良くない。
良くないどころか、最悪だ。
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