53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2014/10/31(金) 14:36:42.27 ID:H1upO5u50
みくる「なんにせよ凄くイイ感じでしたよ、キョン君。まるでお姫様にするみたいでした」
にっこりと笑う朝比奈先輩に、ええ、そんな感じを意識しましたから、と返す。
オーストリアのグリルパルツァーさんがどのような感性をお持ちだったのかまでは教養不足の俺にはわからないが、少なくとも劇作家なんていうフィクションに関わる仕事をしていたのならば、手の甲はそれに沿った意味を持たせているのでは、と巡らせた考えはあながち間違いでもなかったらしい。
朝倉「んー……」
ともかく、目論見通り事は運んだようだ。
やはり連中、よっぽど突飛な結果でさえなければ星座占いだとか以上の興味は持たなかったらしい。
何だかんだの押し問答をしている間に時間だけは過ぎていたらしく、空はすっかり茜色。
時間が時間だけに各々が退校準備に動き出している。
俺が口付けた個所をじっと見続けている、もう一人の渦中の人物であった朝倉以外は。
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