6: ◆oZf06d53Imn3[saga]
2014/10/28(火) 01:12:25.08 ID:a1iubFJpo
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その時、ウチの髪がふわっと揺れた。
「あっ、希ちゃんに絵里ちゃんにゃー!」
丁度歩いていたのは音ノ木坂学院の校門のあたり。……風が吹くかのように現れたのは凛ちゃんだった。今日も元気にかわええなぁ。
「おはよ、凛ちゃん」
「おはよう、凛」
エリちと二人で挨拶をしていると「凛ちゃん待ってぇ」と後ろから花陽ちゃんが走ってきた。打てば響くように凛ちゃんと花陽ちゃんは挨拶しながら走り去っていく。
「若いねぇ…………」
輝く一年生諸君の到来に、分不相応なセリフを言ってみる。と、そんな時。
「わぎゃっ」
ウチの胸に顔をうずめる女の子が一人。
「わふっ……はっ……!?んんん」
どうやら歩きながらスマートフォンをいじっていたらしく、急な事態を把握しきれていないようやった。
「ちょ、っと、……真姫ちゃん。そろそろ離れてくれへんかな」
「んひゃっ!!」
ようやくウチの胸から顔を引き剥がした真姫ちゃんは複雑そうな顔をしている。というか少し顔が赤いような……?
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