過去ログ - 【神撃のバハムート】セレス「これでやっと……両親に会いに行けますわ」
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2014/10/31(金) 02:21:33.41 ID:vPMceQFl0
セレス「……ふぅ。気持ちに一区切りを付けたところで……そろそろここを去るとしましょうか、騎士さん」

マッケンロー「え、帰っちゃうの……?」

セレス「当然ですわ。生者と亡者は共には暮らせません。この村には、今更ワタクシの帰れる場所はありませんし」

マッケンロー「そ、そんなことないよ! だって……だってこの村は、セレスさんの故郷でしょ!?」

マッケンロー「ならっ、セレスさんがここに帰って来たって、何もおかしいことはないはずだよ!」

セレス「ふふっ……マッケンローさん、そのお気持ちだけ、有り難く頂いておきますわ。けれど、ワタクシももう、魔境の地で自分の屋敷を持っていますの」

セレス「ワタクシを待っていてくださる方々もいらっしゃいますし……ワタクシは、魔境の地のお屋敷に帰りますわ」

マッケンロー「……そっか……そう、だよね……」

セレス「……でも、ワタクシのことを理解してくださる方が一人でもいるのなら……時々、両親の墓参りに来るくらいは、してもいいかもしれませんわね」

マッケンロー「えっ? ……あっ、うん! いつでも来てよ! おじいちゃんたちが騒いだって、僕が説得してみせるからさ!」

セレス「あら、ありがとう。でも……ワタクシの時間感覚だと、次は何年後になるかわかりませんわよ?」

マッケンロー「それならそれで、次は僕が立派になったところを見てもらうからいいよ! そうだなぁ、いつかきっと、この辺りで一番の、すごい聖術師になってみせるから!」

セレス「そ、そう……頼もしいですわね。それはワタクシにとってはちょっと不安でもありますけど……」

セレス「……それでは、また会える日を、楽しみにしていますわ。さようなら、マッケンローさん」

マッケンロー「うん……! セレスさんも、騎士様も……またね! 僕、待ってるから!」

セレス「ええ……また、いつか」



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