過去ログ - イリヤ「暇だからキリツグを追いかけて日本に行く」
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858: ◆/5mzbmBbN2[saga]
2014/11/05(水) 13:27:05.48 ID:suDrn/hr0
ライダー「なんだ、連れない奴だのぅ」

ウェイバー「それって、元々は敵同士だからそこまでしてやる義理はないって事かよ」

時臣「まず、前提の部分から話させてもらうが…間桐に桜を養子に出したのは、この私だ」

セイバー「…差支えがないのであれば、事情を話してもらってもよろしいか?」

時臣「構わないよ。魔術の秘伝は子一人にしか受け継がせる事は普通許されない」

時臣「しかし幸か不幸か、遠坂家に生まれた二人の娘には、どちらも優れた魔術の素養があった」

時臣「当然、どちらに遠坂の魔術を継がせるかを選ぶ必要がある。選ばれた側は遠坂の魔術を継いで魔術師となれるが」

時臣「選ばれなかった方は魔術とは一切関わりのない凡俗として生きるしかなくなる」

時臣「自らの子の才能を摘み取らなければならない事程、不幸な事はない」

時臣「だからこそ間桐から来た養子の申し出は天啓に等しかった」

時臣「二人の娘は遠坂と間桐、それぞれの魔術の継承者となれたのだからこれ程うれしい事はないよ」

時臣「そして、何を思ったのか間桐雁夜は桜が苦しんでいると言っていたが」

時臣「魔術の継承に試練は付き物だ。桜が越えなければならない壁を、彼は桜がただ苦しんでいると勘違いしているだけだ」

時臣「私は、桜が試練を乗り越えて立派な間桐の継承者になると信じている。だから間桐から桜を連れ出すという行為に賛成はしない」

時臣「ここまでで、何か言いたい事はあるかね?」

舞弥「…筋は通っていますね」

時臣「魔術の家系に生まれた者の運命は複雑なものだ…理解してくれたかな?」

イリヤ「…わかんない」

イリヤ「魔術の家系に生まれたら、魔術師になれないと不幸なの?」


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