過去ログ - 大学に落ちたら高校時代に戻された話
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1:</b> ◇2EpXX0/wOVdn<b>[sage saga]
2014/10/31(金) 18:50:12.15 ID:pmXy0GFW0
俺は大学に落ちた

××大学 理学部 物理学科

そこが俺の受けた所だ

そこで研究し俺はあるものを作りたかった

それは・・・

いやそんなこと今となっては関係ないか

そんな事を考えている内に周囲の声にイラついている自分に気がつく

合格に笑ってはしゃぐ親子

感極まって泣く者

抱き合う男女、付き合っているのだろうか

イラついているのに反してなぜか頭は冴える

まるで落ちてしまったのは自分だけではないか

そういう考えすら浮かんできた

笑い声が鬱陶しい

まだ冬の寒さの残る冷たい風すらも鬱陶しい

落ちたのは当然といえば当然なのだろうが

俺はやればできる

本気を出せば志望校の合格なんて余裕だ

心のどこかでそう思っていた

昔からそうだ

高校での定期テストの時だって

悪くてもあせるどころか勉強してないから、本気でないから

などと言って余裕すら見せていた



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2: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:51:06.90 ID:pmXy0GFW0
葉が枯れ落ちすっかり寂しくなった
並木街道をひとり歩いていると

突然後ろから声がした

以下略



3: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:52:12.46 ID:pmXy0GFW0
自分はやればできる、本気を出せば〜
お前の好きな言葉だろ?
そしてお前は自分のことをクズ野郎だと思い始める」
男が言う

以下略



4: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:53:46.60 ID:pmXy0GFW0
だが、この“俺”はいったいどうやってここに?

まさか・・・

いや、ありえないか
以下略



5: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:54:37.09 ID:pmXy0GFW0

━━ろよ
おき━よ
起きろよ!!

以下略



6: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:55:15.08 ID:pmXy0GFW0
「所長どこに行ってたんですか・・・
って誰ですか、ソレは」

「にしし〜
まぁ気にすんなって〜」
以下略



7: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:57:51.51 ID:pmXy0GFW0
ったく、何を考えているんだ、“俺”は・・・

なんか危険っぽかったじゃねぇか

そんなんで俺にもしものことがあったr
以下略



8: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:58:35.82 ID:pmXy0GFW0
まぁいい
俺はこの高校3年間を

必死に勉強して
今度こそあの大学に
以下略



9: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:59:22.15 ID:pmXy0GFW0
入学式が無事終わり 
ホームルームも終わりに近づいてきた

「さぁ、もう高校生だから
言わなくてもわかると思うが
以下略



10: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 18:59:48.88 ID:pmXy0GFW0
「はい」

「そう、ちょっとまっててね」

コンドウセンセーーイ
以下略



11: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:00:19.17 ID:pmXy0GFW0
「くぅぅう、やっと説教も終わったし行くか!!」セノビー

「そうだな、気晴らしにもなる」
そうだ、今日はただの気晴らし、明日から勉強し続ければいいだけの話だ

以下略



12: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:00:59.84 ID:pmXy0GFW0
「そっか、いやぁそれにしても懐かしいな

昔ここでおまえといろいろ話したっけ

親のこと、学校のこと、将来の夢なんてモンも語ったっけ」
以下略



13: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:01:27.01 ID:pmXy0GFW0
「さて、そろそろ帰るか」


「おう、もうこんな時間だしな」

以下略



14: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:01:58.58 ID:pmXy0GFW0
そして次の日の授業

なんだ、この程度の問題か

だったら、勉強なんてしなくてもぜんぜんいけるな
以下略



15: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:02:30.67 ID:pmXy0GFW0
「おい、大丈夫なのかよ」

突然心配そうにワタリが聞いてきた

思い当たる節などひとつもない
以下略



16: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:02:57.15 ID:pmXy0GFW0
そういってワタリは、あいつは

教室を出て行った

「・・・んだよ」
以下略



17: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:03:35.35 ID:pmXy0GFW0
そんな生活を続けて

早2年

「いよいよか・・・」
以下略



18: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:04:01.92 ID:pmXy0GFW0
不合格




以下略



19: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:05:07.05 ID:pmXy0GFW0
「っと、そろそろかぁ?」

突然後ろから間延びした声がした

そこには“俺”がいた
以下略



20: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:05:40.67 ID:pmXy0GFW0
“俺”が続ける

「ただし、全く同じにしろとはいわない

むしろ変わってほしい、いや変わるんだ
以下略



21: ◆2EpXX0/wOVdn[sage saga]
2014/10/31(金) 19:07:04.47 ID:pmXy0GFW0
━━ろよ
おき━よ
起きろよ!!

目を覚ますとそこには
以下略



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