過去ログ - 穂乃果「絵里ちゃん誕生日パーティー37分前のできごと」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:06:47.06 ID:DPZtyn1P0

 びくってなる。絵里ちゃんも。

「ほょ、ほのか? 携帯、鳴ってるわよっ」
「うっうん絵里ちゃんありがとう」 ……ぎこちねー!
以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:07:28.52 ID:DPZtyn1P0

「絵里ちゃん。学校いこ」

「うん……ありがとう、穂乃果」

以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:08:04.89 ID:DPZtyn1P0

 一瞬で飲み込んで軽くせきこんでる絵里ちゃん。
 心臓がばくばくいってる穂乃果。
 後ろで荒い息を整える、
 深呼吸してるのがきこえる。
以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:08:41.24 ID:DPZtyn1P0

 そろそろ急がなきゃ、って少し早足になる私。
 十月の風がひざに冷たくって、
 唇もかさかさになっちゃいそう。

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:09:17.70 ID:DPZtyn1P0

 後ろから、絵里ちゃんの顔。
 うつむいて、唇をふるわせたような。
 赤信号だった、背中の方でビルの陰に隠れてた車が何台も走り抜けてく。

以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:09:54.07 ID:DPZtyn1P0

 さっきの子たち、高校受かるかな。
 そう聞いたら、
 まだ先の話よ、
 って笑ってみせた、声だけで。
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:10:30.50 ID:DPZtyn1P0

 私だって、認めたくないの。

 って聞こえた。

以下略



50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:11:06.96 ID:DPZtyn1P0

 もしかしたら、
 やっぱり絵里ちゃんニブいから、
 ここまでしてくれたって私の気持ちは伝わってないかもしんない。
 ほんとに、
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:11:43.58 ID:DPZtyn1P0

 また、ってなんだかわかんないけど、
 とにかくそう言った。
 手をとめた絵里ちゃんはぽかんと口を開けてたけど、
 口元をゆるませて、
以下略



52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:12:19.97 ID:DPZtyn1P0

「それじゃっ、……えと、
 来週の日曜なんてどうかなっ!」

「来週?……今週じゃなくて、
以下略



53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2014/10/31(金) 21:12:56.33 ID:DPZtyn1P0

「……どうしたのよ、急ににやにやしちゃって」

 あう、ばれてた?
 まったくもう、こんな時だけ絵里ちゃんって。
以下略



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