過去ログ - 冷泉麻子「朝は何故来るのだろう……」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:08:38.21 ID:zbUR/Edho
みほ「――ということに」

杏「おばあちゃんが冷泉ちゃんに電話をかける。で、通話が終わった瞬間にオバケを投入しろかぁ。あとで許可をもらうつもりだったけど、まさか家族のほうから頼まれるとはねぇ」

みほ「私も驚いてます」
以下略


33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:10:46.92 ID:zbUR/Edho
放課後　通学路

沙織「今日も疲れたー」

麻子「そうだな」
以下略


34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:35:43.49 ID:zbUR/Edho
夜　冷泉宅前

杏「各員、配置にはついた？」

あや『こちら猫娘班。裏口にいます』
以下略


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:37:27.28 ID:zbUR/Edho
華「麻子さんのためとはいえ、段々良心が痛んできました」

沙織「麻子、めちゃくちゃ怒るだろうなぁ……」

みほ「やめるなら、今のうちだけど」
以下略


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:39:05.23 ID:zbUR/Edho
麻子「もしもし。どうしたの、おばあから電話をしてくるなんて」

久子『ちょっと色々と聞きたいことがあるんだよ』

麻子「な、なに……？」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:42:15.77 ID:zbUR/Edho
久子『寝坊する原因は？　それも分かってないなんて許さないよ』

麻子「それは低血圧だから……」

久子『社会ではそんなの遅刻の理由にはならないんだよ！！！　ちゃんと早く寝れば人間ってのは勝手に早起きできるもんなんだ！！！』
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:43:54.86 ID:zbUR/Edho
久子『だからオバケが怖いってのかい。呆れたね』

麻子「何度も謝ったけど、私の声がお母さんに届いてるとは思わないから……」

久子『そりゃ、高い雲の上に逝っちまったんだ。あんたの声なんてこれっぽっちも届いてないよ』
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:44:26.28 ID:zbUR/Edho
麻子「朝が来るたびに……おばあが……少しだけ離れていって……る気がして……。だから、寝るのも嫌で……1秒でも長く……おばあが生きてる時間がほしくて……」

久子『馬鹿じゃないのかい。そんなことしても何もかわりゃあしない。死ぬ時は死ぬんだよ』

麻子「そんなことわかってる！！　でも、ひとりでいたら、色々考えて……もしおばあがいなくなったら……わたし……ひとりになって……」
以下略


40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:46:03.87 ID:zbUR/Edho
久子『泣き虫で怖がりで、他人の前ではいつも強がってるあんたが心配で心配でたまらないよ。せめてもうちょっと強くなってくれたら安心して逝けるんだろうけどね』

麻子「やめて……」

久子『でもねぇ、今日分かった。あんたの周りにはいい友達がいる。無愛想で愛嬌の欠片もないあんたでも、あんなにいい友達が作れるなんて思ってもなかったよ』
以下略


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:47:00.83 ID:zbUR/Edho
久子『ついでだからこれも言っておこうか』

麻子「なに……？」

久子『お母さんも謝ってたよ。また麻子に厳しいことを言ってしまったって』
以下略


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/11/01(土) 01:48:04.16 ID:zbUR/Edho
冷泉宅前

杏「さぁーて、帰ろうかぁ」

みほ「……沙織さんは知ってた？」
以下略


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