過去ログ - 叢雲「私たち、何のために・・・」 提督「・・・それが俺たちさ」
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141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)
2014/11/08(土) 20:33:27.03 ID:1Td7BgjQ0
瑞鳳の航空隊を攻撃と勘違いしたのか、民間船は蜘蛛の子を散らすように逃げ出しそれを追い掛けて海保の船も行ってしまい、私たちの行く手をさえぎるものは無くなった。
しかし、
現場に到着した艦娘達が見た物は、真っ二つになって沈んでいく護衛艦、上部構造物を穴だらけにされた護衛艦、そして大きく傾きながら座礁した豪華客船の姿だった。

「ちょうかい…くそっ、あたし達は…」
「私たち…何のために…っ」

それが俺達だ。それでも戦わなければならないのが俺たちなんだ。
でも、俺にはそんな言葉を今の艦娘達に言う事は出来なかった。



「とにかく、二隻の乗員を救助しないと…行くわよ、叢雲、摩耶」


『こちら、護衛艦ちょうかい…』

「っ・・・発光信号?」

『偉大な姉妹艦、摩耶の救援に最大限の感謝の意を述べる。ありがとう』

「くそがっ…」

私は、ダメな姉だ。
鳥海より先に沈んで、もう一人の姉妹艦のピンチにも間に合わなかったのだから。







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