過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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117: ◆YmkUtqcs4Y[sage]
2014/12/13(土) 22:44:19.45 ID:XxNBqV3V0
蛇太郎「お母さん!!!!!!!」

ガバッ

起きた拍子にかけられた布団が落ちる
白い部屋
微かに漂うアルコール臭
どうやらここは病室のようだ
ぼくちんはあの二人組の魔物に捕まって、それでここに連れてこられたんだっけ
壁には鏡は一つも無い
やっぱりぼくちんは醜いんだ
だから鏡を外したんだ

カサカサ

・・・・・仮面を被らせられているし


カチャ

病室のドアが開き、派手なジャンパーを着た女の人が現れた
「ヒロコザウルス」だ
倒すべき「魔物」に間違いない
きっとじわじわと嬲られるにちがいない
ぼくちんがこれから加えられるだろう辱めを想像し、ベットの上でガタガタ震えているとヒロコザウルスが近づいてきた
来るな
来ないで
叫ぼうとしても声はでなかった
魔物が手を振り上げる
殴られる!
そう思ってぼくちんは目をつぶった
でも
痛みは襲ってこなかった

浩子「怖がらなくていいよ。ここにはアンタを痛めつけるような人はいないさ」

魔物がぼくちんの頭を撫でていた
その暖かな感触はぼくちんを安心させてくれた

浩子「落ち着いたかい?」

蛇太郎「うん・・・・」

浩子「あたしの名前は葉隠浩子。ここの病院を任されているんだよ」

蛇太郎「病院?」

浩子「そうさ。あの暴動以来、ここには傷ついたり、傷つけられた子供が運び込まれているんだ。あんたもモノクマキッズなら知っているだろう?あのマスクには確かに栄養を補給する機能はついている。でも、人間はそれだけでは生きていけない。だんだんと衰弱していくんだ。あの花みたいに」

そういうと「魔物」は壁際の切花を見た
初めて知った
モナカちゃんからはあのマスクを被ったらぼくちん達の仲間になってくれて、夜に眠らなくてもずっと遊んでいられるって言っていた
嘘だ
モナカちゃんがぼくちん達を裏切るはずなんてない
そうだ
この魔物はぼくちんを騙そうとしているんだ!









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