過去ログ - こまる「キミ・・・・どこかであった?」 謎の男の娘「ぼくち・・私は・・・」
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135: ◆YmkUtqcs4Y
2014/12/23(火) 21:23:24.90 ID:/2Iw73FZ0
またあの暗闇の中にいた

さっきと違う点があった
闇の先に針の先ほどの小さな光が見えていた
僕はそこに近づいていく
異様な状況だが、心は穏やかだった
まるでそれは・・・・・

ガシッ!

不意に誰かが僕の手を掴んだ

不二咲「ダメだよ・・・父さん」

太市「千尋?」

不二咲「その光の先に行っちゃだめだよ・・・・」

太市「どうしてなんだい?」

不二咲「お父さんはまだ生きているから」

不意に全てを思い出した
そうだ
急に塔和シティへ転勤になって・・・・・覆面の男達に拉致されて
お腹のあたりがジワリと熱くなった
触れてみるとそれは血だった
そうだった
僕はエレベーターの中から現れた化け物に襲われて・・・・
でもなんで・・・

不二咲「・・・・・僕はもう死んでいるから。だから・・・」

千尋が僕に駆け寄る
そして

トン

千尋に押されてその場に倒れる
床に身体が当たる感触はなくそのまま体が沈み込んでいく

― お父さんは生きて ―

泣きながらなおも笑顔を作る千尋の顔を最後に再び闇が僕を覆い包んだ







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